薄いピンクに、花びらのような赤いエラ。大きな顔に大きな口、そして小さくつぶらな瞳。この手のものが好きな人にはたまらない「ウーパールーパー」です。
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1985年に広告なんかに起用されたことで、一時期ウーパールーパーブームが起こったそうですが、そこから急速にペットとしての人気も高まり、いまでも多くの愛ウーパールーパー家がいらっしゃいます。
photo by AJC1
しかし、このウーパールーパー、もともとこんな可愛らしい色をしているわけではありません。
これ実は、突然変異的に生まれた「アルビノ」を、ペット用に繁殖させ、流通させているのです。
アルビノは、メラニンの問題で生まれたときから肌が白い一種の病気。他の動物でも沢山いるのですが、まさかこの普段目にするこの色がアルビノとは驚きでした。他のアルビノ動物を見たい方はこちらをどうぞ。
photo by LPEstrela
では、元はどんなんなの?むしろ野生のウーパールーパーっているの?というのが気になるところですが、このウーパールーパー、本名は「メキシコサラマンダー」というサンショウウオの一種。
名前の通り南米に生息するサラマンダー。ペットショップで普通に拝めるウーパールーパーですが、現地の野生ウーパールーパーたちは、生息地の減少に絶滅の危機にある状況です。
その姿は、こんな感じ。
photo by LoKiLeCh
photo by EikeR
あれ・・かわいく・・ない?
なんというか、かなり黒いんですね。確かにサンショウウオです。こうやって後ろの子と一緒に見ると明らか。完全に怪獣です。あのチャームポイントの赤いひれも黒かったんですね!
photo by Paul Stainthorp
名前:メキシコサラマンダー
英語:Axolotl
体長:10~25cm
両生綱有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属
ちなみに映像でみるとこんな感じ。案外かっこいいですね!
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