世界一の美女、世界一の美猫、世界一の美酒、世界一の美脚・・・
「世界一」×「美」の組み合わせというのは、どうしてこうも人を惑わせるのでしょうか。
そして今回は、「世界一の美鳥」の紹介です。
スポンサーリンク
その「世界一美しい鳥」と呼ばれるのは、ケツァールという鳥。
「大きく輝いた尾羽」という名前をもつ鳥なのです。
その名前の通り、エメラルドグリーンに輝く美しい羽。
そして体長の倍はある長い尾っぽ。
美人というより可愛い系に属しそうなクリックリの目。
これはたしかに世界一美しい鳥の名に恥じない姿をされています。
photo by Frank.Vassen
普段はメキシコからパナマにかけての山岳地帯に生息しているケツァーツ。
こんなにも美しいとりであると、太古から乱獲でもされそうなところですが、逆にこのエリアでは王族しかその羽をまとうことが許されなかったのだそう。
度を越えた美しさは、やはり種を越えて愛されるのでしょう。
photo by qmnonic
それにしても、この鳥、日本のどこかでお目にかかったことはありませんか・・・?
もしかすると世界一美しい鳥でピンと来るかもしれませんが、この鳥、あの手塚治の「火の鳥」のモデルなのです。
1度も死ぬことなく、世界を繰り返し見続ける「火の鳥」。
実際の「火の鳥」とは正反対の美しいグリーンではあるものの、優しい目や、長い尾っぽはたしかに「火の鳥」そのものです。
なにか神秘的なものさえかんじてしまう、「世界一美しい鳥」ケツァールでした。
スポンサーリンク