マダガスカル諸島、そこは太古の島のまま現代まで残っている貴重な場所。アフリカ大陸から切り離されたようにあるその島は、原始的な生物が今に姿を伝えます。
photo by kellinahandbasket
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その1つがフォッサ。猫と親戚関係に当たるジャコウネコ科の生き物です。

photo by csyork65
猫と比べると、犬のように出っ張った鼻、大きな耳、長すぎる尻尾、大きく太い足、歩き方ものしのしと特徴的な歩き方をします。

photo by Just chaos
このフォッサ、マダガスカル諸島の中で最大の肉食動物。キツネザルなどを捕食して生きています。最大とはいえ、ライオンのような生き物もいないこの島では、体長は70cmほどでも最大の動物となってしまいます。

photo by Keith@Fibonacci
貴重な動物なのですが、現地の人からは、「赤ちゃんをさらう」とか、「人が屋外で寝ていると顔を舐めて失神させはらわたを抜き取る」とか、「肛門線から分泌する臭い匂いで鶏を殺す」とか、色々悪い噂話が後を絶ちません。
実際に天敵もいないので強気で勝気な生き物ですし、家畜を殺しますし、そういったことが所以となるんでしょう。ただし、敵はいませんが狩猟によって数は減ってしまっています。
photo by Marie Hale
せっかくの原始的な貴重な生き物。次の数千年も生きぬいて欲しいものです。
名前:フォッサ
英語:Fossa
体長:70cm/ 体重10~20kg
動物界脊索動物門哺乳綱ネコ目(食肉目)マダガスカルマングース科フォッサ属
日中のほとんどを木の上ですごすというフォッサ。その様子がよくわかります。
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