アフリカの大地に生きる、変わったネズミです。後姿、前から見たシルエットなどは完全に普通のネズミなのですが、横から見ると、とんでもない長い鼻を持っています。
photo by TheGirlsNY
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このネズミ、ハネジネズミ(跳地鼠)というネズミ。ゾウのような鼻、とがった鼻を持つネズミとして、象トガリネズミという異名もあります。
このネズミ、見た目どおりの長い長い鼻が特長ではあるのですが、昔は、古い霊長類の一種だと考えられていた時期もあるほど、色々な説がある生き物。
photo by dougward
臼歯は草食動物にも似ており、足の様子から、馬や牛のような有蹄類の一種だと考えられていたり、食虫種なのに盲腸はあることから、ヒヨケザルなどと同じ有盲腸類に分類されていたりも。
霊長類の一種だといわれや所以は、視覚や聴覚も発達をしさらに月経のようなことが怒ることから。原始的な霊長類ではないかと言われていたわけです。
結局、論点が様々あるので、“ハネジネズミ目”という固有の種が与えられたのでした。
このハネジネズミ、ペットとして飼う人もいるくらいの動物ではあるのですが、3000万年も前から生息していたと思うと、なんだか大変感慨深いと共に、敬意をもちたい気持ちになりますね。
この子が本当に霊長類のふるーい祖先だったら、大先輩なわけですし。
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