上野の高架下とか、浅草のホッピー通りとか、昼間っからこんな顔をしたおっさんがよく見かけられますが、決して酔っ払いのおっさんではありません。
photo by Fábio Manfredini
スポンサーリンク
このサル、アカウアカリというサル。南米のアマゾン川流域だけに生息をしています。
こんな酔っ払いのような赤い顔をしていることもそうですが、どことなくお年寄りな顔つきをしていないですか?
実はこれ、顔の皮膚の下に皮下脂肪がほとんどないから。
人間は、顔の下に皮下脂肪があり、年を取るとともに失われていきます。この皮下脂肪は「寒さ」や「乾燥」に耐えるためのもの。
あったかい川沿いにすむこのアカウアカリには必要のないものなんですね。
このアカウアカリさん、自分の赤い顔に驚きを隠せない・・・というわけでは無いですが、「も、もう1匹いるよ!」って感じでかわいいですね。
このアカウアカリの顔の色、実は体長や感情のバロメーターでもあります。
怒るとさらに赤くなり、陽に当たらない不健康な生活が続くと青白くなっていきます。やはり顔に毛がないので、すぐ顔に出てしまうところは人間と似ていますね。
名前:アカウアカリ
英語:Cacajao rubicundus/uakari
体長:40~50cm/体重4kg
分類: 霊長目オマキザル科ウアカリ属
スポンサーリンク