セミといえば、透明がかった茶色い羽があり、小さく丸い顔があり、カサカサとし、ミーンミーンとか、ホーシンツクツクとよく鳴き・・・というのが誰もが思う一般的なイメージ。しかし、「ツノゼミ」と呼ばれるセミたちは、その私たちの固定概念を、気持ちよいほど覆してくれるのです。
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ツノゼミとは、カメムシ目、セミ型下目に属する昆虫。普通のセミも同じ亜目なので、仲間なのですが、その姿はあまりに夢があります。“つのぜみ”という名前の通り、ツノのようなかたちをしたものがついているのが特徴。ヘルメットと呼ばれているそうです。
ツノセミ。猫の耳のようなぴょんぴょんっとはえたサイドと、中央に1本後ろに伸びるツノが可愛いです。
by Ettore Balocchi
photo by Gilles San Martin
かっこよすぎる飛ぶ姿。Triquetraapicalisさんです。クワガタのような2本の角が立派です!
photo by Didier Descouens
完全にナウシカの光景です。ミカヅキツノゼミかなぁと思ったけど違うみたいです。名前知ってる方教えてください。
photo by gbohne
ウンボニア・クラシコルニス。葉っぱのような枝のとげのような擬態をしているツノセミ。色がすごいですね。
photo by M Hedin1
これも立派な角蝉の仲間!なんだかバッタみたいです。
photo by gailhampshire
種類は本当に様々ですね~。世界中に分布しており、その種類はなんと3200種類!日本でも16種類もいるというので驚きです。
見た目とともにもう1つ特徴が。食べるものは樹皮なのですが、食べた後に蜜を排出するため、蟻や蜂がその蜜を食べ、かわりに外敵からセミを守るという特徴があります。完全に平等な協定関係ですね。
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