壁を蹴って宙を飛ぶように移動する・・・アニメの主人公か、映画の中のヒーローがよくやるアレです。
まさに漫画のようなアクションですが、その妙技が可能な生き物が存在するのです・・・
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その動物は、ヒマラヤの山羊、「ヒマラヤン・アイベックス」。通称「忍者ヤギ」です。
ヒマラヤとは、アフガニスタン、パキスタン、ネパール、インド、中国、ブータンにまたがる世界でもっとも標高の高いエリア。
photo by Pipimaru
インド亜大陸がユーラシア大陸に衝突することでできたというその山々は、かるく富士山の2.5倍はあります。
そんな厳しい自然のなかで育った動物たちが超人化してしまうのも無理はないのかもしれません。
壁をシュタン!シュタン!と飛ぶ姿はまさに忍者。
しかも群れのヤギがみな、当たり前の顔をしてやってのけるのです。
ちなみにこのヒマラヤ、こんな風に人も住んでいます。きっとこの人たちもいつか宙を飛ぶんじゃないでしょうか。
photo by Douglas J. McLaughlin
このヒマラヤンアイベックス、崖だけでなく、ダムのほぼ垂直な壁でも移動する姿を見せてくれています。
このダム、高さは50m。なぜこんなことをしているのかというと、石の塩分を舐めているのだとか。
崖のように自然なとっかかりも無い場所で食事とは・・・おそろしくて見てられません。。
忍者は一日にして成らずといいますか、この一流の忍者ヤギになるには、やはり赤ちゃんのときからの練習が必要なようです。
崖で生活をするということは、外敵から身を守ること。抵抗力の無いヤギは、こうして他の者が生活できない、過酷な環境を選び適応してきたこと。生き物はやっぱり面白いですね。
■まさに忍者ヤギ
■ダムのヤギ
■赤ちゃんも崖を登る
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