珍しい動物はこの世に五万といますが、恐竜ほど、人の想像力をかきたてる生き物はなかなかいません。
例えば、想像してみてください。
歩道橋の上に立った人間と同じくらいの巨大な生き物が、翼を持ち、空を飛んでいるんですから。。もはや壮大すぎて想像もできません。
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この歩道橋クラスの巨大な翼竜の名前はケツァルコアトルス。
約8,400万年前から、約6,550万年前までの約1,850万年を生きて来た恐竜であり、今現在発見さえているなかでは、世界最大の飛翔生物です。
photo Foto H. Zell
このケツァルコアトルス、なによりもすごいのはその大きさ。体長は5.5m、翼を広げると、なんと10mにもなった模様。
ジェット機でもあるまいし、何でこんな巨大な生き物が空を飛べたのかというと、その巨大な体に不釣合いなほど軽い体重に秘密があるようです。
これだけ巨大にも関わらず、たった70kgくらいしかなかったといわれているのです。
5mといえばキリンほどの大きさなのに、体重は人間の成人男性くらいしかありませんよね。ちなみにキリンの体重は1tほど。
とはいえ、まだコレも憶測にすぎず、正確な体重までははわかっていません。
ただし、骨の中が空洞になっていたり、軽量化されていたことはわかっているようです。
ちなみにこのケツァルコアトルス、細い首に不釣合いな体を支えるため、地上では4つ足で歩いていたのだそう。
photo Foto H. Zell
この姿を見ると、もはやゲームの中のクリーチャーですね。かっこよすぎます。
photo by Fafner
ちなみに化石は、ドイツのフランクフルト・アム・マインのセンケンベルク博物館などで見ることが出来るようですよ。
こんな巨大生物が縦横無尽に空を飛んでいた時代・・・一度でよいから見てみたいものです。
ワクワクすぎます。
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