世界最大の蛾、アトラス・モス。別名は「ヨナグニサン」。そう、与那国・・・つまり沖縄で見ることができる蛾なんです。
この蛾、成虫の状態もさることながら、成長過程もなかなか迫力がある姿をしてるんですよ。
スポンサーリンク
世界最大の蛾も、赤ちゃんのときはほかの蛾と一緒。小さな卵から生まれてきて、その小さな体で一生懸命餌となる葉っぱを食べます。

集団でいると逃げ出したくなりますね。葉っぱがどんどん減って、食欲旺盛っぷりが伺えます。

最初の脱皮がやってきました。あまり変っていないようにも見えますが・・・
なんと、トゲトゲがここまで開花します。
さらに成長をつづけるとこんな感じで白っぽく・・・ヨナグニサンの特長であるすこしオレンジの模様もここから出ていています。
さらにここから脱皮を実施。いもむしらしいきれいな緑色になって出てきました。
でも、トゲトゲはさらに立派になり、足は太くなり、体つきもかなり立派になってきています。
そしてさらに脱皮!自分の脱皮した殻も大事な栄養源です。
なかなかの迫力です。ちょっよナウシカのオウムみたいにも見えますね。
正面からみるとこんな感じ。幼虫界のなかでは最強の幼児という感じです。
ここからは、蛾になるためにの準備がはじまります。身を守るための体のトゲトゲは落ち着いて、体がさらにしっかり硬くなっている感じがします。
葉っぱのなかで糸を吐き、自らの体をグルグルと巻きつけていくアトラス・モスの幼虫。すっぽりとお布団につつまれます。
ここからはさなぎから蛾になるのを待つばかりです。
そして・・・
ようやく大きな羽を広げることができたアトラス・モス。でっかいですね!!!
この派手な模様は、かえるやヘビなどの、「毒がありそう・・・」な感じを模しているそうです。たしかに触った瞬間何かにやられそうです。
ちなみに、どれだけデカイかというと、人の手と比べてこれくらい・・・大きいものだと30cmにもなるというので驚きです。飛ぶときはバッサバッサと音がするのも、モスラのモデルとなるのも頷けます。
東南アジアと、沖縄の石垣島などに生息するアトラスモス。沖縄での数は非常にすくなく、天然記念物の扱い。たしかにこれだけ大きいと、抵抗力ない幼虫時に捕食されてしまうのも納得です。
スポンサーリンク