寝っころがったまま○○するグータラナマケモノ、そして敵に遭遇したときの“?”すぎる抵抗など、ナマケモノのおもしろ映像。

世界には120万種以上の生物がおり、まだ未発見の生物が計700万種以上の生物がいると言われています。そして今、それらの生き物は、1年に4万種というおそるべきスピードで絶滅をしていっているのです。そんな中、「よくぞここまで生き残った」と思える生き物が、「ナマケモノ」でしょう。
ナマケモノ

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photo by costaricatroubadour
ご存知、日本の動物園なんかで見ることができる「ナマケモノ」。ノロい、ニブイ、動かないなど、動物にとっては致命的ともいえる形容詞ばかりが並ぶ生き物です。その昔、あまりに動かないので、風から栄養を取っているんだと考えられていたほど。まさに珍獣です。

そんなナマケモノの最強にグータラな映像がこちら。日曜日のお父さんか!というグダップリを発揮しています。どうしても人参が食べたいようですが、なんか白い奴ばっかり取って「これじゃないんだなー」という顔。たまりません。

こんなナマケモノですが、この行動には大きなわけがあります。どんな生き物にも、その特長には「種を残す」ための“理由”があるのです。
珍獣ナマケモノ
photo by hotshotjen
例えば、シマウマなどの草食動物は生まれてすぐに立ち上がり、歩き始めます。これは肉食動物から逃げるためです。人間は、他の動物には決して出来ない“長距離走”が可能です。力や突発的なスピードはなくても、持久力で獲物を追廻し仕留めていたのす。

ナマケモノはこの“動かないこと”が何よりの武器でした。

このナマケモノにとって敵はピューマなど地上の肉食動物と、空のタカやワシなどの猛禽類。それらの動物から見つからずにすごす事こそが、種を残す確率を1番上げる方法だったのです。そのためにナマケモノは1日たった8gの食事を取り、週に一回だけ便や尿の排泄のため地上に降り、そのほかの睡眠や出産まですべて樹の上で行う“省エネ生活”なのです。
ナマケモノ
photo by Fathzer
ナマケモノを問わず、すべての生き物にとって1番の目的は“種を存続させること”。人間のように“自分の人生を豊か”にすることばかり考えるのは、もしかするととても自己中心的な感覚なのかもしれませんね。

名前:ナマケモノ
英語:Sloth
体長:41-74cm 体重:5kgほど
哺乳綱異節上目有毛目ナマケモノ亜目

ちなみに地上で敵に遭遇したナマケモノの渾身の抵抗をご覧ください。あまりに体力を使ったのでしょう、力尽きて倒れてしまいました・・・

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