例えば、オオカミならイヌ科とか、ライオンならネコ科とか、なんとなく種類がわかるものです。でも、アルパカって一体何・・・って感じですよね。ヤギ?ひつじ?むしろアルパカ科?かと。
photo by Birdies100
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実はアルパカは鯨偶蹄目(くじらぐうていもく)のラクダ亜目、ラクダ科ビクーニャ属の模式種ビクーニャから派生した種類の生き物。ラクダ科なんですね。
photo by Lucy Takakura
鯨偶蹄目とは、クジラやカバ、牛、らくだ、きりん、イノシシなどを含むグループ。昔からクジラとカバなどは姉妹関係だけど別カテゴリーとされていたのですが、DNA研究が進んだところ、同グループとされたようです。
ラクダ科のビクーニャ属の派生動物ということですが、ビクーニャとは、南アメリカ大陸のアンデス地方に生きる草食動物で、アルゼンチン、ボリビア、ペルー、チリなどの、標高3,600から5,000mくらいの標高の場所に1匹ほどの群れをなして暮らしています。
ビクーニャが家畜化されたのがアルパカと言われていますが、「ビクーニャ」、「アルパカ」はそっくり、そして同様にそっくりさんの「グアナコ」と「ラマ」はどれも似たようなもので、詳しい派生はよくわかっていないんだそうです。
ちなみにこちらがビクーニャ。
photo by Neil T
・・・似たようなもんですね。ビクーニャが体長約130~160cmで体重約33~65kgなのに対し、アルパカは2m、55kmくらいなのでちょっとアルパカのほうが大きいです。
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